国際的な専門家によるIAEAタスクフォース
IAEAタスクフォースは、技術支援プログラムを監督し、処理水の放出に関連する計画や活動をレビューするためにが設置されました。タスクフォースは、IAEAの各部門や研究所の職員と、アルゼンチン、オーストラリア、カナダ、中国、フランス、マーシャル諸島、韓国、ロシア連邦、英国、米国及びベトナムからの国際的に著名で多様なバックグラウンドを持つ11人の専門家から構成されています。タスクフォースのメンバーは、それぞれの出身国の代表としてではなく、IAEAが管理する国際チームの一員として働くことになります。同タスクフォースはIAEAの安全基準を参照し、客観的かつ科学的根拠に基づいた方法でレビューを行い、国際社会に対して透明性と信頼性のあるメッセージを送ることに寄与することとなります。
IAEAは、このプロジェクトの下での日本への支援を2021年に開始しました。処理水の放出前・放出中・放出後にわたり支援を行うというIAEA事務局長の約束に沿って、今後長期間にわたって同プロジェクトを継続する予定です。IAEAの技術的なレビューの大部分は、日本の規制当局の承認を得た上で2023年に開始されることが計画されている処理水の放出前に完了する予定ですが、継続的なモニタリングと定期的なレビューの活動はその後も継続される予定です。
しかし、福島第一原子力発電所には、なぜそのような水が保管されているのでしょうか? なぜ、処理によってすべての微量の放射性物質を取り除くことができないのでしょうか? そして、IAEAは、どのようにして日本を支援していくのでしょうか?
このような御質問に対する回答をこちらにまとめました。